営業リストを作成しないといけないが、どこから手をつければいいのかわからない…。
戦略性もなく営業リストを作っているが、もっと成果の出るリスト作成の方法がないか模索している…
この記事では、上記のようなあなたのお悩みを解決します。
本記事のサマリ(概要)
- 営業リストを作成するメリット3つ
- 営業リストの作成方法(有料・無料)
- おすすめの営業リスト作成ツール6つ
- よい営業リストの条件と”成果が出る”運用・管理方法
新規顧客獲得のために、セールスに力をいれている企業は多く存在しますが、
- 「なかなかアポイントがとれない」
- 「メールの開封率が上がらない」
とお悩みの企業も少なくないでしょう。実はその問題、今使っている営業リストにあるのかもしれません。
本記事では、営業リストの作成するときのポイントや効率のあがる営業リスト作成ツールについて解説します。
本記事の信頼性(誰が書いてるの?実績あるの?)
- 営業歴は12年以上。BtoB営業が得意。
- 元リクルートのTOP営業(個人表彰・マネージャー表彰、多数)
- 現場型の経営・営業コンサルティング会社経営
- 中小・ベンチャー企業の営業支援・成果出しの実績、多数
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参考記事>>>【総まとめ】営業の成功率を上げる5つのコツを分かりやすく解説
営業リストとはターゲットリストのこと
営業リストとは、新規の顧客開拓のために、テレアポや営業メール等で使用するターゲットを絞り込んだリストのことをいいます。
営業リストに記載される内容には、
- 基本情報
- ・企業名
・URL
・業種
・代表者名
・住所
・電話番号
・メールアドレス
・担当者名
・部署
といった基本情報から、
- 営業情報
- ・営業の確度
・ステータス
・契約見込み時期
・想定グロス(売り上げ)
・初回接触日
・次回アプローチ予定日
・アプローチの回数
・接触履歴
といった営業情報まで記載されるのが一般的です。
「リストにどんな項目をいれるのか?」が営業の成績に強いインパクトを残します。
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- 「リストを作成するのに、どんな項目使えばいいのかわからない…」
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営業リストを作成するメリット
営業リストを作成すると、営業活動を行う上でどのようなメリットがあるでしょうか?
営業リストがもたらすメリット3つについて解説します。
1.営業活動の効率化
「下手な鉄砲も数撃ちゃあたる」のことわざ通りに、手あたり次第にセールス活動を行うのは、危険(無駄)です。
営業活動でとても大切な、「時間」と「労力」を浪費するだけです。
自社の商材に興味をもちそうな企業にターゲットを絞り込み、営業リストを作成することで、上述のような時間と労力の無駄を省くことができるのです。
また、ターゲットの選定基準を定めて絞り込みができていれば、その選定基準に基づいたアプローチをとることができ、営業活動の効率が上がります。
2.情報共有の簡略化
営業リストは個人だけの使用にとどまらず、部署内で共有することにより、進捗報告の手間を省くことができます。
逆に、共有化されていないと、別のセールスマンが同じ顧客にアプローチしてしまうバッティングが発生してしまうこともあり得ます。
このようなミスも、営業リストを部署内で共有しておくことで、事前に防止することができるのです。
データとしての活用
営業リストに記載されている情報量が増えてくると、データとしての価値が高まります。
これを「リストの育成」といいます。
たとえば、営業リストに記載されている営業情報を分析することで、最適なアプローチへのヒントが見つかるかもしれません。
このように、営業リストをデータとして活用することで、営業活動の改善や効率化につながる可能性があります。
営業リストの一般的な作成方法(有料)
ここでは、有料で営業リスト作成する方法を紹介します。
費用はかかりますが、リスト作成の手間が省けるのと、情報の質が良く精度の高いリストを入手することができます。
販売業者から購入する
営業リストを販売している業者から購入する方法です。
この方法は、自分たちで情報を集めて作成する手間が省ける分、すぐに営業へのアクションを起こせます。
しかし、営業リストの情報に変更が生じた場合、買い直しをするか、自分たちで修正を加える必要があります。
業者を選ぶ際ですが、会社の住所が古いなど情報が古いまま提供している悪質な業者も中には存在しますので、注意が必要です。
営業リスト作成ツールを利用する
営業リスト作成ツールを使えば、自分たちで情報収集する手間が省け、欲しい時にリストの抽出が簡単に行えるようになります。
また、ターゲットの絞り込みをカスタマイズすることができるため、より自社の商材にあった企業情報の抽出が可能となります。情報が適時アップデートされるため、情報の精度が高いのも特徴です。
営業リスト作成ツールを提供する会社によって、サービス内容は異なりますので、予算や利用シーンにあわせた会社を選ぶと良いでしょう。
営業リストの一般的な作成方法(無料)
つぎに、無料で営業リストを作成する方法を3つご紹介します。
コストをかけずに作成できますが、リストの作成や情報の更新を自分たちで行わなくてはならない手間が発生します。
インハウス情報を利用する
自社で保管している名刺の情報や、セミナーや展示会に参加した時に得た企業情報などを用いて作成する方法です。
これらの情報は自社のビジネスに関係があるところが多いため、ターゲットの絞り込みがしやすい面があります。
しかし、情報が古すぎると、担当者や電話番号が変わっていて利用できない場合もあります。
インターネットを利用する
インターネットの検索エンジンに直接、企業名や業界名を打ち込み、表示されたホームページの情報から情報を得る方法です。
この方法以外にも、以下サイトを活用して情報得る方法もあります。
- 法人番号公表サイト
- 求人サイトの情報
- 業界団体のホームぺージ
紙媒体情報を利用する
自社で、会社四季報や新聞、業界雑誌など定期購読契約しているのであれば、このような紙媒体に掲載されている情報を活用する方法もあります。
正確でより詳しい情報が得られるメリットがありますが、こちらも同様に情報が古いと利用できない場合があります。
営業リストの作成ツールおすすめ6選
有料での営業リスト作成方法の中で紹介しました、営業リスト作成ツールの中でおすすめの6選を紹介します。
自社で導入される際に、参考にしてみて下さい。
1.ソーシャル企業
全国100万件以上の企業情報をもち、BtoBマーケティングや営業に特化した営業リスト作成ツールです。
業種やエリア、従業員規模など、様々な条件を組み合わせて抽出することができ、2か月に1度の割合でデータ更新が行われています。
情報量もさることながら、魅力は価格の安さです。
スタンダードプランで、初期費用は0円+月額費用7,700円(税込)。
12ヶ月契約であれば月額費用は6,417円(税込)とお得になります。
データ取得件数は、1ダウンロードにつき1000件まで取得でき、1日100ダウンロードまで可能です。
ソーシャル企業URL:https://skj.bizocean.jp/lp/00.html
2.リスタ
リスタは、WEB全体から抽出条件にあった情報を検索し、リスト化するツールです。
「データベース検索」「キーワード検索」「ハウスリストツール」の3つの機能があるのが特徴です。
「キーワード検索」ではリスト収集のためのキーワードを自由に設定することができ、他キーワードとの組み合わせも可能としています。
また、「データベース検索」では、業種と住所を指定して情報を抽出します。
「ハウスリストツール」は、電話番号を元に既存リストに情報を追加する機能です。
ライトプラン(データ取得件数:20,000件/月)で、初期費用0円+月額費用11,000円(税込)となります。
無料体験版の提供をしていますすので、導入前に試したいとお考えの方にはおすすめです。
リスタURL:https://listalp.site/
3.Musubu
73,000社以上の導入実績があるMusubuは、140万件を超える信頼度の高い企業情報の情報を抽出し、30秒でリスト化できるツールを提供しています。
魅力はターゲットの絞り込み機能の充実さです。売上情報など25種以上の絞り込み条件に、事業キーワードや商品名からの抽出も可能です。
また、営業の進捗管理機能や分析機能など、機能面も充実しています。
マイクロプラン(データ取得件数:300件/月)で、価格は初期費用0円+月額費用15,000円(税込)となっています。
他にも、企業情報取得件数に応じて4プランが用意されております。
また、企業情報取得30件までであれば、お試し用フリープランの設定もあります。
MUSUBUURL:https://www.musubu.in/
4.Urizo
全国の事業所・店舗情報が掲載されているiタウンページのサイトから、企業情報を抽出し営業リストを作成します。
料金プランを上げることで、iタウンページを含む約30サイト・全国560万件以上の企業情報を地域・業種別にリスト化する事も可能となります。
他サイトと企業情報が重複して抽出された場合は自動で1件に集約・整理してくれる機能や、iタウンページ上に電話番号しか掲載されていない企業でも、FAX番号やメールアドレスなどを他サイトで再検索し、自動追記してくれる便利な機能があります。
ベーシックプラン(データ取得件数:5000件/月)で、初期費用5,500円+月額費用6,578円(税込)となります。
1週間お試しの無料版ダウンロードがありますので、実際に操作してみることも可能です。
UrizoURL:https://urizo.jp/
5.Hrogリスト
Hrogリスト(フロッグリスト)は、WEB上から集めた求人情報を元にした人材業界向けの営業リスト作成ツールを提供しています。100以上の求人サイトから毎週データを集約。
10億以上の過去データをストックしています。
企業情報のほか、募集職種や採用予定人数といった求人内容や、出稿媒体や出稿金額などの情報も抽出が可能です。
価格は初期費用10万円+月額費用3万円~となっています。6か月以上の契約で初期費用は無料。また、無料お試し版の提供があります。
料金の詳細については、公式HPより資料ダウンロードしご確認ください。
HRogリスト(フロッグリスト)URL:https://list.hrog.net/index.html
6.SPEEDA
SPEEDAは560の業界について動向などをまとめた業界レポートやトレンド情報の配信など、営業リスト作成以外にも5つの機能を兼ね備えたツールです。
料金はご利用人数に合わせた月額制となっており、公式ホームページより問い合わせが必要です。
SPEEDAURL:https://jp.ub-speeda.com/
良い営業リストの条件とは?
営業リストの良し悪しで、その後の作業効率も変わってきます。
ここでは良い営業リストの条件3つについて解説します。
1.情報がアップデートされている
営業リストに記載されている情報が古いと、テレアポや営業メール、DMを送るといった作業に支障がでます。
効率的に作業を進めるためにも、会社移転よる住所または電話番号の変更や、異動に伴う担当者の変更など、営業リストに記載のある情報に変更が生じた場合は、その都度速やかにアップデートし、最新の状態を保つことが大切です。
2.営業リストの精度が高い
営業リストの情報が重複していたり、記載内容に誤りがあったりする場合も上述同様に作業効率を下げる原因になります。
たとえば、重複によって同じ企業に何度もセールスコールをしてしまう、DMを複数送ってしまうなどです。
これから新規開拓しようとしているところに、この様なミスが起きると自社のイメージダウンに繋がってしまいます。
このため、精度の高い営業リストを用いることが大切なのです。
3.ターゲットの絞り込みができている
自社の商材に興味を持ちそうにない見込みの低い企業に、テレアポやDMを実施しても、時間と労力の無駄に終わる可能性が高いでしょう。
効率良く、テレアポやDMを実施するためにも、ターゲットの絞り込みは重要です。
また、細かくターゲットの絞り込みができていると、ピンポイントでのアプローチが可能となり、アポ率やメール開封率の向上も見込めます。
営業リストの運用・管理のポイント
営業リストは、作成したら終わりではありません。作成後も適切に運用・管理される必要があります。
つぎに、営業リストの運用・管理のポイントについて解説します。
1.チーム内での管理
営業リストは個人で管理するのではなく、チーム内で共有し管理しましょう。
共有し管理する事で、チーム内の営業の進捗状況がリスト内で確認できるようになるからです。
このことにより、お互いに報告や確認する手間が省け、効率があがります。
2.情報を更新する
相手先企業の担当者の変更や、事務所移転、営業リスト内に記載されている項目に変更が生じた場合は、情報をその都度更新しましょう。
情報を更新することで、違う住所にDMを発送してしまう、電話口で担当者名を誤って告げるといったミスを事前に防ぐことができます。
3.営業情報を記載する
営業リストには相手先の基本情報の他に、アプローチの回数や案件の進捗状況、営業の確度といった営業情報も追記していきましょう。
営業情報を追記することにより、今後のアプローチの仕方を検討する際に活用できます。
また、営業フォローが必要となった場合、同じチーム内で情報を共有できていれば、スムーズにいくでしょう。
営業リストの活用事例
営業リストがビジネスの現場でどのように活用されているのか、活用事例を最後に紹介します。
営業方法の属人化を改善
営業のやり方は営業マンにおまかせ、いわゆる属人化しているケースで、営業リストがこの改善に一役買った例があります。
今まで個々に進捗状況を報告していましたが、営業リストを活用することで、誰が、どこで、どのようなセールスを行っているかが、リアルタイムで確認できるようになりました。
また、リスト化されていることにより、セールスの課題が見つけやすくなり、営業方法の改善や標準化に活用されている事例もあります。
ターゲットの絞り込みを見直しDMの反応率がアップ
DMの反応率が低迷しており、作成した営業リストがすぐ枯渇してしまうことが課題であった企業が、業種だけでターゲットを絞り込んでいた営業リストに原因があるのではと考え、リストの見直しを図りました。
ターゲットを業種にととまらず、より細かくセグメント分けしていくことで、顧客のニーズにあった提案やピンポイントでのセールスができるようになり、DMの反応率がアップした事例があります。
営業リストの「質」で営業の成否が変わる
営業リスト作成は、営業活動を効率的に行ううえで、無くてはならないものです。
しっかりターゲットが絞り込まれており、情報精度が高く、情報更新の頻度が高い営業リストは、営業活動の効率を上げるだけではなく、営業の成否にも影響を及ぼします。
このため、企業において営業リスト作成は重要なことではありますが、リストの作成や運用・管理に時間がかかり、営業活動に支障がでるようでは本末転倒です。その場合は、営業リスト作成ツールを活用するのが手です。
今回紹介した営業リスト作成ツールを参考に、自社に最適な営業リスト作成を検討してみてください。
今回は以上です。