「サラリー営業マンでこれから副業を始めたいが、リスクが怖くて行動できていない…」といった方へ
周囲の友人が副業で上手くいっている話を聞いて、自分の将来も不安なので副業に興味を持っている。
ただ、いざ始めるとなると少し不安だし、ちょっと怖いな…。
もし副業で抑えておきたいポイントがあれば、事前に知っておきたいなぁ。
この記事を読むことで、こんなお悩みに対して回答・解説をしていきます。
本記事では、下記の内容を解説します。
本記事のサマリ(概要)
- 営業職の副業リスク5つ(ポイントも解説)
- 副業リスクの対策(簡単です)
本記事の信頼性(誰が書いてるの?実績あるの?)
- 営業歴は12年以上。BtoB営業が得意。
- 元リクルートのTOP営業(個人表彰・マネージャー表彰、多数)
- 現場型の経営・営業コンサルティング会社経営
- 中小・ベンチャー企業の営業支援・成果出しの実績、多数
サラリーマン時代から副業を経験。正直、失敗した経験も数えきれず…。
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※Twitterはコチラ(@sales_farm_jap)
そんな私が書いたこの記事を読むことで、
- 副業で抑えておくべきリスクが理解できる
- その上で、副業のリスクは事前対策ができることが分かる
- 結果、副業に安心して取り組めるようになる
こんなことが分かるようになります。それでは早速、お話ししていきますね。
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営業職の副業リスク5つ(ポイントも解説)
世の中の流れで、副業が肯定的に捉えられ、注目を浴びていると感じます。
ただ一方で、副業のよい側面ばかりに光が当たっていて、個人的にはちょっと違和感を感じているのも事実ですす。
もちろん、私は副業肯定派ですので、できれば是非あなたにも挑戦して欲しいと思っていますが、副業とはいえ、仕事は仕事。副業を行うにはリスクがあることも理解した上で取り組むべきだとも思っています。
そこで、私のブログを読んで下さっている方には、これから下記リスクについて(ざっくりではありますが)解説していき、リスクを最小限にして副業に取り組んでもらいたいな、と思います。
- 会社での評価が悪くなる
- 体調が崩れる
- 人間関係が崩れる
- お金が無くなる
- 時間が無くなる
それでは、具体的にお話ししていきます。
1.会社での評価に関わる
副業を始める時にまず気を付けたいリスクは、「会社での評価が悪くなる(可能性がある)リスク」についてです。
なぜ評価が悪くなるかというと、あなたが副業をやったことで会社が損をする可能性もあるからです。
どういうことかと言えば、例えば「副業にハマり過ぎて本業がおろかになる」「競合で副業を行なってしまった」「社内の機密情報を他社に漏らしてしまった」などです。
また、これ以外にも「そもそも就業規則違反である」ということで評価が下がることもあり得ます。
「何言ってんだ!俺は絶対にそんなことはしない!」「就業規則も完璧だ!」という方には余計なお世話ですが、一般的な方であれば、最低限、会社の就業規則には予め目を通しておくべきです。
前のめりに副業を始めたい気持ちは私にも痛いほど分かりますが、本業で低評価を受けて副業で稼いだ分の報酬を失っては全く意味がありません。
本業の評価が下がるような行動や副業は慎みましょう。
2.体調が崩れる
次に注意したいリスク(そして1番避けたいリスク)は、「体調を崩してしますリスク」です。
体調リスクだけは、個人的には何が何でも優先して避けて欲しいリスクです。
なぜなら、身体を壊してしまうと、本業の会社、副業している会社、家族、友人など、ありとあらゆる人に迷惑を掛けますし、自分の気持ちもお金も落ち込んでいくので、何もいいことがありません。(断言)
これは結構、真面目な方に多いのですが、本業も副業も完璧にこなしたいと思うと、両方が忙しくなった時に、自分の時間や睡眠を犠牲にして、両方とも完遂させようとしてしまうのです。
かくゆう私も、副業と本業の繁忙期が重なって、身体を壊したことがある経験者です。
私の場合は、過去に本業が忙しくなって毎日深夜の1時過ぎに家に着き、そこから副業を2時間やって、3時間寝た後また出勤…という生活を半年続けた結果、倒れました。
もしかすると「俺はまだ若いから無限に働ける」「ハードワークが大好きなので平気です」という方からすると、何じゃそりゃ?という忠告かもしれません。
ただ、大多数の人に対して伝えたいのは、のめり込みには注意!ということです。
副業は世の中にいくらでもありますが、あなたの身体はひとつしかありません。少しでも「キツい」と思ったら必ず、副業の方のペースを落とす(止める)ことを徹底してください。
3.人間関係が崩れる
これもかなり優先順位(防ぎたい)高く避けて通りたいのが、「人間関係が崩れるリスク」です。
と言うのも、副業が楽しくなってきたり、忙しくなったりしてくると、実は、まず始めに雑になってくるのが人間関係です。
特に営業職で副業をすると、実際の営業活動を求められることもあるでしょうから、外回りが多くなったり、成果を出すために時間を使ったりすることも多いでしょう。
そうなってくると、
- 副業が忙しくて家族との時間を取らなくなった
- 友人、恋人などの大切な人と会う時間をケチるようになった
- 自分の友人・知人のコネクションを乱暴に使って、その人と疎遠になる…
こんなことが起きてきます。
「いやいや、ありえないでしょ」「俺は絶対に大丈夫」と今はお考えかと思いますが、これ実は、副業を始めた方の90%くらいは陥る症状です。(マジです)
クドいかもしれませんが、副業は世の中にいくらでも存在していますが、あなたにとっての家族・友人・恋人と呼べる人はごくごく限られた人だけです。
痛みはあっても失っても大丈夫なもの(副業)と、絶対に失ってはいけないもの(人)には明確に線引きして、優先順位を間違えないように気を付けましょう。
4.お金が無くなる
次に気を付けたいリスクは、「お金が無くなるリスク」です。
「副業って、お金を稼ぐ手段でしょ?何でお金が無くなるの…?」と思われた方もいると思います。
なぜお金が無くなるリスクに備えなくてはならないかというと、あなたの副業したい!という意欲に漬け込んで、詐欺や高額商材を売り付けようとしている輩がたくさんいるからです。
例えば、副業を始めたのにお金が無くなる例としては、
- 高額な初期投資が必要な副業を始めてしまう
- 副業詐欺やボッタクリに遭う
- (ほぼ詐欺に近い)情報商材を購入してしまう
こんなことが挙げられます。
また特に、最近多い「カンタンに副業で稼げます!」的な高額情報商材に注意してください!ロクなものはありませんので、絶っっっ対に買わなくていいです。
せっかく勇気を出して始めたのに、「稼ぎたいのに、お金が出ていく」というのは本末転倒ですよね。
詐欺や、高額な初期投資が必要な副業には十分に気を付けましょう。
5.時間が無くなる
最後にお話しするリスクは、「時間が無くなる(無駄になる)リスク」についてです。
副業は、言ってみれば個人事業と同じであるため、頑張っても稼げなかったということはあり得ることです。(もちろん、アルバイト の様な時間給性のものもありますが)
多くの副業を始める方は、「なるべく早く」「大きな収入」を副業から得たいと思っていると思いますが、一方で、大きく稼ぐには時間が掛かるのが一般的です。
そのため、そこそこの数の人が「時間が掛かりすぎる…」「時間を無駄にした…」と言って、成果が出る前に副業を辞めていってしまいます。
ただ、「この時間が無くなるリスク」に関しては、私個人としては、半分は肯定的な意見を持っています。
「頑張っても全然成果が出なかった」「数十時間かけたけど収益100円…」「時給換算すると…考えたくない」みたいに、すぐには収入は得られないかもしれません。
ただ、普通に勤めていたのでは、毎年の昇給などかなり限られている中で、一気に火が付けば、収入が青天井になるのも副業の魅力というもの。
また、副業で学んだことは誰からも奪われませんし、その先のあなたの人生において更なる収益をもたらす可能性だってあるのです。
そういった意味では、時間を失うリスクというのは「成果が出る前に途中で辞めてしまった方」からすると感じるリスクであり、成果を出せている方からすると、あまり重要なリスクにはなりません。
成果や自分のスタイルが確立するまでは苦しいかもしれませんが、ぜひ、時間に対してはポジティブに捉えて副業に取り組んでもらいたいと思います。
副業リスクの対策(簡単です)
ここまで、副業を始める前に知っておきたいリスクを5点に絞ってお話をしてきました。
ただリスクだけお話をすると「じゃあ、止めておくか…」としかならないので、次からはそれぞれのリスク対策をお話をしていきます。
- 会社での評価を下げない対策
- 体調を維持する対策
- 人間関係を維持する対策
- お金を無くさない対策
- 時間が無くならない対策
それでは、具体的にお話ししていきます。
1.会社での評価を下げない対策
まず最初に結論からお話をすると、会社での評価を下げない対策は、
- 社内で副業をやらない
- 副業のことを会社の人に話さない
- 就業規則違反を把握する
上記の3つに集約されています。
つまりは、社内の人にバレないように副業を行うということが1番の対策となるわけです。
どんな大義名分があろうが、いい副業をやっていようが、それを社内の人がどう捉えるかはこちら側(つまり、あなた)はコントロールすることは不可能です。
私もサラリーマン時代、副業やっている人が「俺、副業で毎月●万円稼いでるぜ」「こんないい副業見つけたの♪」と、無防備に話をしているのを見かけましたが、あまり好意的には受け取られていなかったようです。
なので、
- 副業をやる時間は、出勤前や帰宅後と制限する
- 会社の人には言わないと決める。絶対に言わない。
- 会社の就業規則を読み、やろうとしている副業が終業違反にならないことを確認する
こういった具体的な行動(対策)を心がけていきましょう。
「隠しながら副業するって、なんか悪いことしてるみたいで耐えられない…」と思うかもしれませんが、基本的に上記のことを徹底していれば評価が下がることは、まずありません。
副業で自分を高められた場合は、本業での評価UPにも繋がりますので、ぜひ、本業とのバランスを取っていい副業生活をしてみてください。
2.体調を維持する対策
副業で体調を崩さないためには、「生活リズムを整える」「自分の副業のルールを作る」、この2つだけ意識をすればまず問題になることはありません。
逆に言うと、副業で身体を壊す人は(昔の私も含め)上の2つがかなり疎かになっています。
では、具体的にはどう意識をすれば良いのかと言うと、
- 副業をやるのは7:00~8:00と、21:00~22:00の合計2時間。
- 毎日、23:30にはベッドに入り、翌朝6:30に起きる(睡眠時間は7時間以上確保)。
- 本業が忙しくなったら、副業は無理をせず、一時休戦する。
こんなイメージで、自分のルールを決めていけばいいのです。
もちろん、完全に100%上記を守らないといけないわけではなく、たまにはルールを逸脱することもあると思います。
大事なのは、身体を壊さないためにMyルールを決めて、極力守ろうとしているかどうかです。
何度も言いますが、あなたの身体はひとつしかありません。そんな大切な身体を労りながら、ぜひ、副業を楽しんでください。
3.人間関係を維持する対策
人間関係を維持するために行うべき対策は、(ちょっと精神的なことになってしまいますが)あなたの中での目的や優先順位を決めておくことが1番有効な対策です。
なぜ優先順位が重要かというと、副業をやる上での目的や優先順位を決めずに副業を始めてしまうと、追い込まれた時に1番甘えやすい人間関係に手を伸ばしてしまうからです。
では具体的に、優先順位をどう決めていくのかというと、
- 「何のために」「誰のために」副業をするのか?
- 「どのくらい稼げたらゴール」なのか?
これだけでも良いので、しっかり決めてから副業を始めましょう。
もう少し具体例を挙げます。年齢30代前半のサラリーマンで、妻と息子が1人いるとします。
例)
- 何のために:もう少し生活に選択肢(ゆとり)を出すために
- 誰にために:家族のために
- どのくらい:月に「+2~3万円」程度
こんな感じです。
※もちろん、違う目的のために、もっと多く稼ぐことを目指してもいいと思います。
一度、目的と優先順位が決まれば、何か苦しくなった時や決断が必要な時、上記で決めたことと照らし合わせて、目的に沿っていればGOですし、沿っていなければNGになるわけです。
例えば、月々10万円稼げそうな副業があるが、結構、かなり家族との時間を削らないと厳しそう。という話がきた場合、これは受けてはダメですよね。
なぜなら、元々の目的は「家族のため」であり、報酬も「月に+2~3万円」で十分なはずなので。
ちょっと難しく感じてしまうかもしれませんが、やろうとしていることはとてもシンプルです。
副業のせいで、あなたの人生において大切な人たちを遠ざけてしまわないよう、しっかり目的を整理して副業に取り組みましょう。
4.お金を無くさない対策
副業でお金を失わないコツは、「小さい投資で始める」です。
小さい投資から始めることができれば、再起不能なほどのダメージを受けることもありません。
また、そもそも初期投資が小額の領域に詐欺やぼったくりを行っている人は(儲からないため)、ほとんどいません。
では具体的に、初期投資はどの程度までが許容範囲かというと、だいたい目安、大きくても2~3万円/年くらい。¥0で始められるなら、言わずもがなOKです。
また、もう少し突っ込んだ話をすると、その初期投資が必須の副業、または、その金額を投資することで副業(の成果)が加速するものであれば、むしろ積極的に投資をしましょう。
ただ大前提として、今は無料で始められる副業が本当にたくさん存在しています。
そのため、よっぽどの自信や根拠がない限りは、無料で始めらる副業から手を出すべきかなと個人的には思います。
5.時間が無くならない対策
副業に投下した時間を極力最小限に抑えるコツは、「実績のある分野から始める」です。
なぜなら、実績のある分野の副業の方が、あなたの今までの経験・スキル・人脈の全てが活かせるため、早いタイミングでの成果につなげられる可能性がグンと高まるからです。
例えば営業の副業だとしたら、
- BtoBの営業経験がある方なら、他の業界のBtoB営業の副業を
- 20名程度のチームでの営業経験があるなら、同規模のチームでの副業を
- 経営者のアポイントが多い営業マンなのであれば、経営者に売り込みが必要な副業を
などといった感じでしょうか。
「え、そんなこと…?当たり前じゃん」と思う方もいると思います。
が、実際に副業を始めてみると、高額な報酬や楽して稼げそうといった誘惑に負けて、自分の未経験分野に手を出す人が結構います。
ただ、最初にやる副業で未経験分野を選ぶとほぼ100%、無駄な時間を使ってしまうので極力避けるようにしましょう。
※もしも興味のある分野で、勉強のために未経験分野に時間を使いたいという意思がある場合は別ですよ!
他にもオススメの記事
営業マンはリスクを理解して副業に取り組もう
今回は、
・副業に潜むリスク4選
・そのリスクへの対策4選
についてお話をしていきました。
副業は、リスクを知って対策をしっかり抑えておけば、ほとんどリスクにはなり得ません。
むしろ、そのリスクを凌駕する「お金」「社外の人脈」「新しい知見やスキル」を得られる素晴らしい活動(チャンス)です。
怖がって動かないと、何も変わってはいきませんので、ぜひ、行動を起こしていきましょう!
今回は、以上です。