「自分の能力や性格がフリーランス向きなのか自信が持てない…」と迷っている方へ
独立前に自分がフリーランスに向いているのか知っておきたい。
向いていない(挫折する)人の傾向があれば知っておきたい。
他の人がどういう理由で独立をして、どうだったのか知りたい。
この記事を読むと、こんな疑問や不安が解消されます。
本記事では、下記の内容を解説します。
本記事のサマリ(概要)
- 営業フリーランスに向いている人の特徴6選
- 私(ファーマー)が独立したきっかけと結果
本記事の信頼性(誰が書いてるの?実績あるの?)
- 営業歴は12年以上。BtoB営業が得意。
- 元リクルートのTOP営業(個人表彰・マネージャー表彰、多数)
- 現場型の経営・営業コンサルティング会社経営
- 中小・ベンチャー企業の営業支援・成果出しの実績、多数
独立6年目。会社も経営しながら、悠々自適なフリーランス生活も満喫中。
営業のフリーランス(独立)支援実績もあり。
※より詳しいプロフィールはコチラ
※Twitterはコチラ(@sales_farm_jap)
そんな私が書いたこの記事を読むことで、
- 自分が営業フリーランスに向いているのか分かる
- 他の人(私=ファーマー)の事例を知り安心することができる
こんなことが分かります。それでは、お話ししていきます。
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営業フリーランスに向いている人の特徴6選
ここでは、私が独立して実際に感じている、フリーランスの営業として働くにあたって「向いている人の特徴」を6つお話をしていきます。
先に注意をしておくと、これから紹介する6つの要素が全て揃っていないと独立に向いてないわけではありません。
実際に、私も独立する時にはこの中の2つの要素しか持っていませんでしたし、独立後の今でも、それは変わっていません。(それでも楽しいですし、食えています)
フリーランスに向いている人の特徴としては、
- 自由が大好き
- コミュニケーション能力がある
- 独りでも全然苦痛じゃない
- 自己管理能力が高い
- 情報収集意欲・能力
- 変化が苦痛でない人
この6つのどれかに強い傾向があることが多いです。それでは、具体的にお話ししていきます。
1.自由が大好き
営業のフリーランスに向いている特徴の1つめは、「自由が大好き」です。
- 「自分の裁量で仕事を進めたい」
- 「自分のスケジュールは自分で決めたい」
- 「毎日同じ時間に出社。定時に帰る。こんなルール自体、意味が分からない」
そんな自由を愛するあなたは、独立を検討しても良いんじゃないかなと思います。
会社に属してサラリーマンとして働くと、お客様はもちろん、同じ職場の上司や同僚、メンバー、また、外部パートナーに気を使いながら(ルールに従いながら)仕事をする必要があります。
この中でも特に、社内の人間関係のストレスは深刻です。
会社というのは、ある一定のルールや妥協、仕組みを個人に強いていくことで安定を保とうとする組織です。そのルールに従うからこと、毎月決まった額の給与が安定的に支払われるのです。
逆に言うと、このルールに息苦しさを感じる人は、独立で心の安定を手に入れることができ、ルールに特に疑問を持たない方は、サラリーマンが向いていると言えるでしょう。
もちろん、フリーランスになったとしてもお客様や外部パートナーとのストレスは無くなりませんが、1番大きな職場の人間関係のストレスからは大いに開放されます。
一方で、自由と引き換えに全ての責任を自分一人で背負うことになりますから、その覚悟は必要になります。
- 誰かに決められるのが苦手(指示・管理されたくない)
- 責任が重くても平気な方(プレッシャー感じない)
こんな方は、独立や起業をすることを検討しても良いと感じます。
2.コミュニケーション能力がある
営業フリーランスに向いている人の特徴2つめは、「コミュニケーション能力がある」です。
人から「コミュ力高いね」と言われたり、少なくとも、人とコミュニケーションをとるのが苦ではない人は、独立候補となり得るでしょう。
独立をすると、新しい人と会うこと、そして、新しい人と仕事をする機会が(嫌でも)多くなってきます。そして、その人たちに動いてもらったり協力をしてもらうことも、当然、多くなります。
サラリーマンであれば、ある程度自分のことを理解してくれている「社内の人」や「固定のお客様」に支えられて仕事ができますが、独立すると、毎回ゼロから関係性を構築し、結果を残さなければいけません。
そんな中で、コミュニケーションに苦手意識があって、改善する意思もない人は、かなりの確率で独立を後悔することになります。
逆に言うと、
- 息をするように、交渉や営業ができる
- 新しい人と会うこと、仕事をすることは苦痛でない
こんな人は、独立をしても心配ないはずです。
3.独りでも全然苦痛じゃない
フリーランス向きの特徴、3つめは「独りでも平気」です。
極論、独りでも生きていけるタイプの方は、フリーランス営業であっても上手く立ち回れる人でしょう。
「(法人の)社長は孤独」と言う言葉は良く聞くと思いますが、フリーランスも孤独です。
どこで何をやるにも、何を決めるにも、最後に判断するのは自分。また、誰も責任は取ってくれません。
また、仕事が上手くいっても失敗しても、その喜びや悲しみを共有する相手もいません。
そのため、
- 一人で仕事するのが平気
- 相談相手とかいらない(解決策を自分で出せる)
- 喜びや悲しみを誰かと分かち合わなくても平気
こんな傾向を持っている方は、とてもフリーランスと相性が良いんだと感じます。
人と関わることや、気持ちを共有することさえも煩わしいと感じるタイプの方であれば、フリーランスという働き方は、とても心地の良いものになるでしょう。
4.自己管理能力が高い
営業のフリーランス向きの4つめの特徴は、「自己管理能力の高さ」です。
誰からも、何も言われなくても仕事を自己完遂できてしまうタイプの人は、独立しても信用を落とさずに生き残れる可能性が高いでしょう。
フリーランスというのは、会社という組織の御膳立てや信用がないため、信用力が極端に個人に依存する生き方です。
そのため、自分を律してサボらず成果を出し続けていかないと、いつか仕事もなくなり、人も離れていってしまうのです。
会社に所属しているサラリーマンであれば、
- 今まで会社や前任担当が築き上げた信用で仕事ができる
- 失敗しても上司や会社が責任を取ってくれる
- 体調不良などで仕事が多少遅れても、社内の誰かが助けてくれる
こんな贅沢な支援を、意識せずに享受しています。
そのため、サラリーマンから独立した方はついつい、上記の支援があると思って悪気なく約束を破ってしまいがちですが、フリーランスにおいてそれは致命的です。
- 納期や成果などの、約束を守れる
- 体調管理やスケジュール管理が当たり前にできる
フリーランス歴が長い方でも、こんな当たり前を徹底、継続して続けられる人はごく少数です。もしあなたが自己管理能力が高い方であれば、それだけで一目置かれる存在になることでしょう。
5.情報収集意欲・能力が高い
フリーランスに向いている人の特徴5つめは、「情報収集(勉強)意欲・能力」です。
この能力は、サラリーマンにも必要なものではありますが、特にフリーランスにとっては生命線というべき能力のため、備えておくべき能力でしょう。
会社に所属するサラリーマンであれば、会社から情報が降りてきたり、同僚や上司からも課題(宿題)や競合情報が入ってくることが普通でしょう。
しかし独立すると、日々そういった情報提供をしてくれる存在はいなくなり、全て自分で情報を取りにいく必要がでてきます。
もちろん、サラリーマンの中にも自分から情報を取りに行くかたもいらっしゃるとは思いますが、私の感覚では90%以上の方は、流れてきた情報だけを処理しているだけだな、と感じます。
日々、自己研磨意欲や学習欲が高く、
「情報はもらうものではなく、取りに行くもの」
という感覚が普通に備わっている方は、世の中が変化をしても敏感に反応ができ、独立した後も世の中の変化に合わせて生き残れるフリーランス営業になることでしょう。
6.変化が苦痛ではない
フリーランス向きの特徴、最後は「変化が苦痛ではない」です。
フリーランスという働き方、想像以上に変化が大きく、変化が多い生き方です。
例えば、
- プロジェクトが変われば、職場や働く人が変わる
- 新しいテクノロジーが出たら、使いこなせないとダメ
- 時代が変化したら、即座にその波に乗り換える
ざっと思い付くだけでもこれくらい…。
もちろん、変化をしなくても生きていく方法はあるのかもしれませんが、変化に逆らって生きていくより、変化を受け入れて、自分を変えていく方がずっと楽ですし、変化に対応できる人の方がずっと需要があるものです。
もしも働く場所や人、業務内容がコロコロ変わることが苦痛だと感じる方はフリーランスではなく、サラリーマンを選ぶ方が幸せなのかもしれません。
逆に変化を楽しみ、自分を変えていけることに抵抗を感じにくい人は、フリーランスで働くことで、日々自分がレベルアップして市場価値が高くなっていくことを感じることができるでしょう。
私(ファーマー)が独立したきっかけと結果
ここまでは、フリーランス営業に向いている人(逆に言うと向いてない人)の特徴6選をお話してきました。
ここからは箸休め的なお話である、このブログの運営者である私(ファーマー)の経験談をお話したいと思います。少しでも参考になればと思って話していきますので、もし興味があれば読んでもらえると嬉しいです。
ここでは下記2点についてお話します。
- 私は「自由」と「自己管理能力」で独立した
- 結果、めちゃくちゃ満足している
それでは、お話ししていきますので、どうぞよろしくお願いします。
1.「自由が大好き」で「自己管理能力」があるから、独立した
ここまで偉そうに「フリーランスに向いている人の特徴6選!」を紹介してきましたが、「で、肝心のお前はどうなんや?」と言う声が聞こえてきそうなので、私自身のお話をしたいと思います。
私は2014年に会社を立ち上げてから2年後に、個人事業(つまりフリーランス)としての活動を始めました。
始めた理由は、「どこまでも自由な立ち位置が欲しかった」ことと、「自己管理能力がある自分ならそこそこイケる」と思ったからです(今考えると浅はか)。
こんなことを話すと、みなさんが疑問に思うのは「会社を立ち上げたのに、個人事業もやる意味ある?」ではないかな、と思います。
でも、これにはとても重要な意味があります。
私は元々、(外から見てる人がどう感じたかは別として)組織で働くことがあまり好きではありません。
「誰々さんは有力者だから」とか、
「このサービスしか売ってはいけない」とか、
「これは会社的にNG」とか、
「上司に命令は絶対だ」とか…。
とても苦手ですし、純粋に、意味が分からないんですよね。
そのため、最初の会社(リクルート)から、しがらみが少なそうなベンチャーに転職をしたのですが、本質的にはどこも変わらないな、と感じました。
自分が純粋に社会に還元したかった価値も、誰かの会社の中にいては100%満足できるものを提供するのは難しいんだと感じて、自分で会社を立ち上げました。
今やっている会社は法人格を持ち、かつ、メンバーを正社員で雇用しています。
雇用が生まれると、経営者には様々な縛りや罰則、不自由が発生し、結果として、自由が狭まってくるのです。(経営者の方なら「分かるわかる」とうなずく内容ではないかな、と思います)
つまり、どんどん組織が大きくなり、ステークホルダーが増えていくほどに、自由が無くなっていくのです。
そんなこんなで、純粋に1人(つまり自分)だけに責任のある個人事業(フリーランス)として独立をしたのです。
また、サラリーマン時代から、誰かにガミガミ言われるのも嫌だったこともあり、自己管理能力は(自分で言うと嘘っぽいですが)比較的高かったので、自分1人でビジネスをやっても大丈夫かな、と。
そんなきっかけで、今のような「会社経営者」と「個人事業主(フリーランス)」の二足のわらじを履きはじめました。
2.結果、フリーランスにめちゃくちゃ満足している
経営者と個人事業(フリーランス)の二足のわらじの結果、どうだったかというと、現時点では大満足です。
二足のわらじですので、もちろん時間の制限はありますが、会社としてはチャレンジできない仕事や、関われない人たちとも面白そうな仕事を進められています。
また、フリーランス前にはそこまでメリットとして感じていなかったのですが、個人事業主の方が変化が多くて楽しいということも分かりました。
変化の中には、もちろんネガティブな変化も含まれていますが、総じて、自分や環境を変えられるチャンスと捉えると、全てに対してとてもポジティブな気持ちになれます。
正直、会社経営とフリーランスの掛け持ち(+家庭)は結構シンドい瞬間もあるのですが、ポジショントーク無しで、もし私がサラリーマンだったとしても、絶対にサラリーマンとフリーランスを兼務でやりたいな、と思います。
フリーランスは、リスクが大きいという部分だけ誇張されてしまいますが、それは裏を返すと、(お金だけじゃなく)リターンも大きいということ。
この記事を見て下さっても尚、「信じられない」という方は、ぜひあなたの周りにいるフリーランスの方に、この記事の話をしてみてください。きっと、ポジティブな反応が返ってくると思います。
1人でも多くの、自由で豊かな営業のフリーランスが増えることを祈っています。(勝手に)
自分のタイプを見極めて営業フリーランスになろう
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、
- 営業フリーランスに向いている人の特徴6選
- 私(ファーマー)が独立したきっかけと結果
について、お話をしていきました。
この記事が、今、少し迷っている「そこのあなた」の背中を押せる内容であったら嬉しいです。
今回は、以上です。
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