「フリーランス営業ができる案件の、種類や報酬相場が分からない…」といった方へ
営業で独立をしたいけど、フリーランスでできる仕事ってなんだろう?
フリーランスの報酬相場とか形態って、どんなものがあるのかな?
最低年収と最高年収って、どれくらいなのかな?
この記事を読むと、こんなお悩みや不安が解消されます。
本記事では、下記の内容を解説します。
本記事のサマリ(概要)
- 営業のフリーランスが応募できる案件の種類
- 営業フリーランスの報酬相場
本記事の信頼性(誰が書いてるの?実績あるの?)
- 営業歴は12年以上。BtoB営業が得意。
- 元リクルートのTOP営業(個人表彰・マネージャー表彰、多数)
- 現場型の経営・営業コンサルティング会社経営
- 中小・ベンチャー企業の営業支援・成果出しの実績、多数
独立6年目。会社も経営しながら、悠々自適なフリーランス生活も満喫中。
営業のフリーランス(独立)支援実績もあり。
※より詳しいプロフィールはコチラ
※Twitterはコチラ(@sales_farm_jap)
そんな私が書いたこの記事を読むことで、
- フリーランス営業ができる仕事の種類と幅が分かる
- フリーランス営業の報酬相場を把握できる
- フリーランスで独立しても十分稼げることが分かる
こんなことが理解できるようになります。それでは、お話ししていきます。
※もしこの記事を読んで後も「興味はあるけど…まだ決めきれない…」という方は、まずはサラリーマンのうちから副業を始めてプチ独立をしてみましょう。
営業のフリーランスが応募できる案件の種類
営業フリーランスになって、まず1番大切で、1番気になることといえば「こんな自分でもできる仕事ってあるの?」ではないでしょうか?
結論、好景気だろうと不景気だろうと、それ相応の営業歴を持った営業(フリーランス)の方であれば、応募できる案件見つけるのは、正直、そんなに難しくありません。
中には「Webライターとしても働ける」「営業事務としても働ける」などと、営業職とは別の職種にもチャレンジしよう!言っている方もいらっしゃいます。
しかし、(個人的には)元々の自分の経験や得意を活用できる、営業業務にダイレクトに繋がる案件に絞っていくべきじゃないかな、と思っています。
その考えの元、私からは王道の、
- 営業コンサル
- 営業代行
の2種類について、具体的にお話ししていきます。
1.営業コンサル(ただし、経験とアウトプット力が必要)
まず最初にお話するのは「営業コンサル」についてです。
結論から話すと、営業のフリーランスになったばかりの方であっても、まずは「営業コンサル」にもチャレンジしてみるべきだと思っています。
特に、クライアントさんの「同業界での営業経験・知見」はかなりクライアントさんに喜ばれますのでオススメです。
よく営業コンサルに求められる経験や知識を挙げると、
- 営業実務のノウハウ(業界特化のものや、営業全般など、幅広く)
- メンバーマネジメント(管理職ノウハウ・面談など)
- 営業企画(営業戦略・営業管理・市場調査・資料作成など)
- 代理店マネジメント(代理店のPickup・開拓・マネジメントなど)
こんな感じになります。
見て分かる通り、実際に手を動かしてその業務ができることもよりも、その業務が上手く手法、つまり「アウトプットができる」ことがとても重要になってきます。
自分が今までに経験や実績を残してきたものに対して、キッチリと言語化して、可視化して伝えられる方にとっては、いきなり営業コンサルに挑戦して顧客を獲得することも不可能ではないでしょう。
ここで1点、営業コンサル案件を長く続けるコツを共有します。
それは、コンサル初期段階(1~3ヶ月)は、やり過ぎくらいに手間を掛けてあげること。です。
とにかく1~3ヶ月くらいはクライアントに尽しましょう。そして3ヶ月後にこう言うのです。
正直、採算度外視で一生懸命やらせていただきました。
もし、今後も必要であれば単価は上がりますが●万円で今まで同じく稼働します。
ちょっと思った以上に楽しくてやり過ぎでまいました。
今後は、通常通りの稼働に戻させていただきますが、必要があれば追加費用をもらいながらやらせてください。
人は誰しも、恩を受けると返したくなる生き物です。最初にコチラから恩を売ってあげて、後からしっかり回収するモデルをオススメします。
中には月1回、数時間の面談だけでコンサルとして成り立たせている方もいらっしゃいますが、クライアントさんとの契約があまり長期的になりません。
営業についての知識はないとはいえ、クライアントさんもコチラ側が「手を抜いているのか否か」は鋭くキャッチします。
せっかくお金をいただいて営業コンサルするのであれば、しっかり成果で返せるように頑張りましょう。
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2.営業代行(「営業行為が好きな人」向け)
営業のフリーランスができる案件、2つめは「営業代行」です。
一般的に営業代行というと「成果報酬」だけというイメージがありますが、今は月額での営業代行案件もありますし、条件がいいところだと月額+成果報酬という案件もあります。(あるいはコチラからの交渉次第)
営業代行のメリットは、なんと言っても純粋に営業だけを遂行できることです。
クライアント側で準備してくれ商材や資料を駆使して、自分の好きな時間やタイミングで、マージン率の高い商材を好きな人に販売できます。
そのため、営業という行為が大好きな方、または、腕に絶対的な自信がある方は「断然、営業代行の方が自由で稼げる」と感じます。
こう言うと、「営業代行なんて、不安定な仕事の代名詞だよ!という方もいらっしゃるかもしれませんが、営業代行がハマるタイプのフリーランス営業は意外に安定しています。
なぜなら、クライアントも売れた分だけ報酬を支払えば良いので、不景気だろうとなんだろうと、めちゃくちゃ売ってきてくれる人を手放す理由がないからです。
そのため、営業という仕事が天職だと思っている方は、営業代行案件を積極的に取りにいっても十分食べていくことができるでしょう。
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営業フリーランスの報酬相場
ここまでは、営業のフリーランスの人が獲得できる王道の案件パターンを2つ(営業コンサル/営業代行)お話ししてきました。
ここからは、
- 「じゃあ実際、その案件ってどれくらい稼げるの?」
- 「相場よりも報酬を稼ぐ方法ってあるの?」
- 「報酬額以外にも見落としてるポイントってあるの?
と言う疑問について、下記の内容を実体験を元にお話ししていこうと思います。
- フリーランス営業のだいたいの相場感
- 相場以上の単価を得る方法
- 報酬以外でも気を付けるポイント
それでは、解説していきます。
1.フリーランス営業のだいたいの相場感
「この単価って、相場からすると多いの?少ないの?」
案件が掲載されているWebサービスなどを眺めながら募集内容を見ていて、こんなことを思う方は多いと思います。
結論、(個人的な見解ですが)フリーランスなりたての営業コンサルや営業代行の平均的な相場感は、下記の通りかなと思います。
- 営業コンサル:週1で10~20万円
- 営業代行 / 委託:月20万円
- 営業アポ代行:1件2~3万円
- 特定の商品の代理店:販売金額の成果報酬10~20%
どうでしょうか?
フリーランス営業未経験の方は「思ったより多い」「少ない」など人によって感想はあると思いますが、経験者の方からすると妥当な体感値ではないでしょうか。
もちろん、あなたのフリーランス営業としての実績や経験が多くなればなるほど、上記で話した相場(報酬)はどんどん高くなります。
「報酬が高い」「報酬が低い」どんな条件で仕事を受けるとしても、「自分に提示された報酬は適正なのかどうか?」を知っていることは重要です。
この記事だけを鵜呑みにせず、あなたも独自で様々さサービスを覗いてみて、しっかりと相場感を掴んでから仕事探しを始めるように心掛けましょう。
2.相場以上の単価を得る方法
次は、「相場以上の単価を得る方法」についてお話をしていきます。
高単価の報酬を得るためには、まず行動して多くの案件を経験するか、数社深い関わり合いをして特定領域や特定業界に精通していくことが1番の近道です。
※「え…裏技的なものを期待してたのに…」という方には、本当に申し訳ありません。
つまり、高単価の報酬を手に入れるには、下記2パターンになるということになります。
- 成果や経験/実績、ノウハウを豊富に持っている(安心感 / 実績)
- あなた独自の手法 / ポジショニングを確立する(Only価値)
特に「2.」については、市場に需要があるのに競合が少ない状態であれば、仕事の依頼は切れることは無いでしょう。
冒頭にお話した通り、「1.」「2.」、どちらのパターンで単価を上げにいくにせよ、行動(案件を取りに行く)しなければ始まりません。
特に初めてフリーランスで営業案件を取る時には、相場と同額、もしくは低くても良いので、「実績作り」のために仕事を早めに受けるべきです。
なぜなら、最初の実績や経験を積まないと、いつまで経ってもフリーランス報酬を受け取れませんし、次の案件へのフックが無いまま営業活動をしなければいけなくなるからです。
1度仕事を受けてしまえば、その案件で成果を出せれば「フィーUP交渉」も可能ですし、また、他の案件獲得のシーンで話せる事例にもなりますので、どんどんと有利な条件で仕事を獲得することができるようになります。
そして、どんな条件であれお客様を獲得できたなら、そのお客様にダメ元でもいいので紹介をお願いしましょう。
紹介は、時間も費用も掛からないですし、かつ、報酬単価もコチラの要求が通りやすいコスパ最強の集客手法です。
高単価の報酬を手にするには、まずは大量の経験を積むか、深い経験を積む。まずはこれを目指しましょう。
3.報酬以外でも気を付けるポイント
最後に「報酬の高いor低い以外で気を付けるべきポイント」をご紹介します。
私がその案件を引き受けるかどうかを検討するポイントは、報酬単価に加えて下記のポイント3点を加味して総合的に判断を行っています。
- 担当者は誰なのか?
- 何を成果ポイントとしているのか?
- どこまで管理されるのか?
- リモートで稼働はできるのか?
下記にチェックリストを共有しますので、参考にしてください。
- 代表、役員、事業部長、部長、課長、それ以外か?
- どこまで権限や決裁を持っているのか?
- どんな性格の人なのか?
- 売上、利益、販売数、訪問数、アポ数、など
- 合格ラインはどの程度で、その根拠はあるのか?
- 報告の頻度は?(毎日、毎週、毎月、毎年)
- 報告シート(Excel)などの提出はあるのか?
- 定例で打ち合わせしなければいけないのか?
- 出社を強制されるのか?(業務委託なら、本来はNGですが…)
- Web商談もOKとされるのか?
いかがでしょうか?
あくまで私個人の経験から抽出したポイントでしたが、
- 「初めてフリーランスになって案件を取りにいく」
- 「なぜか毎回、プロジェクトが未消化で解約されてしまう」
こんな課題をお持ちの方にはお役に立てる話だったかと思いますので、対象に方はぜひ参考にしていただければ幸いです。
営業フリーランスは、案件の種類と相場を見極めよう
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、
- 営業のフリーランスが応募できる案件の種類
- 営業フリーランスの報酬相場
について、お話をしていきました。
フリーランスにとって、案件やその相場感というのはとても大切で知っておきたい知識です。
是非、しっかりと理解をした上でフリーランス営業ライフを楽しみましょう。
今回は以上です。
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